発達障害が発覚し新たな人生を手に入れた21歳大学生のお話|自分のペースが頑張ろうね

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今回は21歳の大学生が発達障害と診断されたお話です

 

発達障害がわかった原因はどんなものだったんですか

臨床心理士の先生の指摘です

大学時代、実家から離れた県外に下宿していました。

実家から離れて生活すると、アルバイトや私生活で困り事が特に増えてきました。
そこで近くの心理センタークリニックに週1回くらいのペースで相談に行っていました。

そのクリニックは大学の学生相談室からの紹介でしたが、カウンセリングを通じて知能検査や困り事について相談していました。

知能検査の結果、言語性IQは年齢に対して平均並みでしたが、動作性IQが標準値の半分以下だったため、勉強は出来ても、日常生活や仕事では大変なことが多いと思いますと言われました。

同時期くらいに実家の母親と電話で話す機会がありました。
私の母親は看護師をしており、一般人よりは医学的な知識がありました。

しかし発達障害について深い知識はなく、仕事のことで母親に相談している時に、母親が何となく口走った「自閉症」という言葉がヒントになり、もしかしたらと思い、臨床心理士の先生に相談しました。

その先生も発達障害が専門ではなかったので、もう1か月ほど相談を続けたのですが、
ある時「実は知的な障害は伴わない発達障害というものがあり、高機能自閉症、アスペルガー症候群というものが最近注目されてきており、その可能性があります。ただ私は医師ではないので、もしはっきりとした診断名が知りたければ、専門医を紹介しますよ。」と言われました。

私が是非にと依頼し、ある大学病院を訪ね、正式に診断を受けました。

病院ではどうでしたか?

大学病院まで診断を受けに行きました。

ただその時は社会的な認知や法制度が十分に整っていなかったため、発達障害の診断は受けていても障害者手帳の申請や自立支援の申請はできませんでした。

。診断を受けた時は正直涙が出てきましたが、非常に大きな納得感は得られました。
大学卒業後、社会に出てからもやはり苦労が絶えず、最近ついに力尽きて、障害者手帳や自立支援の申請も行ない、現在障害者雇用を目指して就職活動中です。

他の人にカミングアウトはしましたか?

母と妹にはカミングアウトしました

父親にはカミングアウトせず、母と妹にはカミングアウトしました。(父親には母親からこっそり伝えたそうです。)周りの人には公開していません。

また現在妻がおり妻には公開しています。
自分が通っている支援機関の福祉関係の人には相談の都合上公開しています。

家族は皆理解してくれています。
私が悩んでいたり、不適切な言動があったりすると教えてくれたり、障害者雇用についても賛成してくれています。

ただ私の場合、外見は普通で言語能力は一般的なレベルがありますので、初めて会う人には事細かく説明する必要があり大変です。
今後は職場の上司や同僚が私の説明を聞いて必要な配慮を得ることが出来るかどうかがポイントになってくると思います。

状況は全体的に見れば発覚前から改善されていると思います。

過去の自分や、他の障害者の方に伝えたいことはありますか?

周りに無理に合わせようとせずに自分のペースが頑張れば良いです

スポーツが苦手だったり、変わった性格だと周りに言われたり、学校の先生から何となく変な子だと思われてもいいじゃないか?
日本は何でもみんなと一緒じゃないといけない社会だが、それは違うよ。

海外では日本より発達障害に対する理解ははるかに進んでいて、別に変な目で見られることはない。
日本もそのうち理解が進んで、今の小学生達が大人になる頃にはきっと理解のある優しい社会になっていることでしょう。

その時が来るまで根気よく生きましょう。
今の自分ならそんな言葉を昔の自分にかけてあげたいです。

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