生きづらさの答えは発達障害だった!女子大学院生のお話|気持ち・生活にゆとりを持たせよう

スポンサーリンク

今回は32歳大学院生の女性が発達障害と診断されるお話です

 

発達障害がわかった原因はどんなものだったんですか?

発達障害の友人を見て自分も怪しいと思いました

私は大学院に在籍していたのですが、
(休学中ですが)

あるとき、長い付き合いの友人が発達障害からくる2次障害で仕事が出来る状態では無くなり、退職しました。

退去時の引越しを手伝いましたが、家の荒れ方や親子関係、家事の苦手さ、精神状態等を総合的に見て、
自分との類似点の多さから、自分も発達障害の検査を受けた方が良いと判断しました

まずは、発達障害か精神病のどちらの傾向か、医療機関へかかるまでの手順、医療費を1年程かけて、丁寧に調べました。
そして、治療に入る為の資金を捻出する為にパートとバイトを掛け持ちし、研究の合間やコロナ禍での自担を利用して働き、まずは生活費を稼げるようにしてから、少しづつ稼ぎの安定化と増額を目指しました。

ある程度準備を整えて、やっと発達障害支援センターや医療機関を頼る事が出来たのが、当時の状況でした。

 

病院はどうでしたか?

発達障害の専門医の先生、見れる病院が限られている事を耳にはしていたので、まずは最寄りの発達障害支援センターへ通い、面談後、市の臨床心理士さんと何回かカウンセリングを受け、そこから何ヶ所か紹介を受けました。

センターの方でWISEテスト等は受け、状況を詳細に記した紹介状を手に日本赤十字病院の精神科を受信しました。
そこでこれまでの多動性や多感さ、人間不信、親の異常性等を説明したところ、ADHD優位のASDであると診断されました。

他の人にカミングアウトはしましたか?

家族と友人に話しました

親には、通院前まで日常生活の支障や生きづらさの相談、発達障害の診断を一度受けたい旨を伝えました。

しかし、昔から自然派思考で医療が全て敵、薬は毒だから飲んではいけないなどの他、暴言も多く言われ、
下宿地から強制的に連れ帰ろうと深夜にワゴンで待ち伏せされたり、
合鍵を勝手に使って家に上がりこまれたりと、

酷いことばかりされるので、今は距離を置いて通院も症状も伝えていません。

友人は、同じ発達障害を持つ当事者の人にのみカミングアウトし、
病院や服薬、生活の工夫等をたまに相談してます。

診断後の生活はどうでしたか?

日常生活は改善してきました

医療費がやはりかかるので、社会保険適応にする為、上司に交渉してパートにしてもらったり、研究時間や起床時間を極力自分に無理のない時間帯にずらしました。
後、人間関係に依存する事も特性から来る不安障害だと割り切り、パニック障害の要因からも距離を置きました。
そして、服薬で精神消耗や不眠症がマシになりましたので、日常生活が大分送りやすくなりました。

過去の自分や、他の障害者の方に伝えたいことはありますか?

医療や福祉を頼ってくださいね

発達障害は、最近話題性も上がり、どういうふうに医療や福祉に頼るかが調べれば分かるようになりました。
少し昔なら対象機関に頼るだけでも、かなり骨が折れましたし、周りも理解が及んでいなかったと思います。

今の私は、長く苦しんだ要因は、そこも大きな要因だと思います。
自分で解決出来ない、そして堂々巡りの苦しさは、医療や福祉に頼って良いですし、いくつか意見を求めて、各所を頼っても良いです。

自分に合った見解や治療を受けられるようになれば、日常生活の負担は幾分軽くなりますし、気持ちにせよ、経済的にせよ、ゆとりが生まれると視野が広がり、能力も活かせるようになります。

コメント