成人男性がADHDで人生を諦めたら楽になった話|出来ること出来ないことを理解してゆっくり進んでいこう

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今回は25歳、事務員の男性が発達障害と診断されるお話です

 

発達障害がわかった原因はどんなものだったんですか

ケアレスミスが多く、改善しなかったことですね

特別養護老人ホームの運営会社の事務員をしていたのですが、入社当初からずっとケアレスミスが多かったです。

その都度、上司に指摘されるが改善がしませんでした。
気持ちが落ちた時にネットの記事の中にADHDの内容があり、読んでみたら自分が当てはまるものが多かったので気にはなっていました。

それ以降もミスが続き、鬱で心療内科に通院することになった時に、ADHDのテストを受けて判明しました。
発達障害だとわかった時は、安心した反面、自分は普通の人ではない、普通の人生が送れないと思って泣きました。

会社には報告をしました。
理解のある上司がいたので、その人の直属の配属に変えてもらいました。

病院には行かれましたか?

初めに大人のADHDを診断できるクリニックに連絡をしたら半年以上予約が取れないと言われました。

予約はしたままで、他の心療内科を鬱で通院していました。
初めの男性医師からは、男なんてそんなものだよなどと言われてもっとしっかりしろみたいなことを言われました。

その後予約が取れたとクリニックから連絡があり、1人で受診をしました。
発達障害が発覚はしましたが、程度的には軽いとのことで手帳の申請ができるか微妙でした。

結果、クローズで生活することを選択しました。

他の人にカミングアウトはしましたか?

両親にはカミングアウトしました

両親には、結果報告をしました。
その際は悲しんで泣いていました。

友人には、言えてる人と言えていない人がいます。
職場も同様で、比較的オープンで言っていた時に、理解してもらえなく、酷いことを言われたことがあるので、今は慎重になっています。

診断後の生活はどうでしたか?

自分にいい意味で諦めがつくようになりました

仕事に対しても、できない事を理解しているので人に頼んだり、間違っても変に落ち込まなくなりました。

以前は片付けが苦手でいわゆる汚部屋だったが、
生活サイクルを見直すことができて、以前に比べたら片付けができるようになりました。

人間関係も親しい人達は、変わらない付き合いをしてくれて助かっています。

過去の自分や、他の障害者の方に伝えたいことはありますか?

高望みをしない事です

自分は普通のことが出来ない。
その分出来ることがある。あくまでADHDは個性の一つ。
出来ること、出来ないことを理解してゆっくり進んでいけば、少しだけ改善します。

その少しが心にゆとり持てて、強みになっていきます。
また、人に優しく出来るようになります。
これはすごい事です。

逆に焦ってはいけません。
バリバリ仕事ができて、なんて人は意外といなくて、ほんの一握りなのです。

それでも仕事をしてるのだから、ミスしても会社のせいくらいの気持ちでいいです。
それをどう立て直すかが大切。

それでも生きていればいい事があるから、頑張ろう。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

「発達障害者に伝えたいこと」を2回ほど読みましたが、じんわりくる優しい文章ですね。
ゆっくり前に進んでいきましょうね。

体験談をお伝えいただき、ありがとうございました。

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