29歳設計士の女性がADHDと診断され、障害と共存していくための心のあり方を模索する話

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今回は29歳、設計士の女性がADHDと診断されるお話です

 

発達障害がわかった原因はどんなものだったんですか?

会社でミスが続いたことですね

フロアに200人くらい居る場所で、プロジェクトをチームで業務を進めていく環境で、私はチーム員を纏めるリーダーをしていました。

それ以外にも会社の組織を纏めるリーダーも行っていました。

以前からミスが多かったり後回しすることが多くて、そのような状況に嫌気がさしていました。
何で、ちゃんとチェックもして確認作業もしているのに、ミスが減らないんだろうと…。

上司にも、「ここ、前も間違えてたよね?何回間違えるのか?!」と言われることもあり、初めはストレスの症状かも知れないと思いながら、インターネットでキーワード検索したところADHDに該当する症状だと知りました。

その当時は、発達障害があまり浸透していない時代だったので誰にも相談できませんでした
大人の発達障害を診てくれる病院も殆ど無かったので、病院も行くことが出来ませんでした

辛かったでしょうね・・
私も似たような境遇にいたことがあるので、気持ちがわかりすぎてキツいです。

大人の発達障害を診てくれる病院をインターネットで隅から隅まで探して、やっと見つけたのですが
予約が数ヶ月待ちと言うことで諦めました。

その後、他の病院を探し、やっと見つけることができ診察していただきました。

色々と診察をしてもらいADHDと診断されました。
すぐに投薬療法に入りました。

そのお薬は値段が高いので、自立支援の申請を行い、お薬代は安くなりました。
2週間に一度の通院ですが、お薬を処方してもらうためだけの通院のように思いました。

特に何か心理療法をする訳でもなく、すこし疑問はありました。

他の人にカミングアウトはしましたか?

話したのは家族だけですね

発達障害が否かを判断するのに幼少期の頃の話を聞く(どのような子だったか、通知表を見せる)等を行う為、家族にカミングアウトしなければいけませんでした。

診断後の生活はどうでしたか?

ADHDの薬があまり効きませんでした

最初は、薬物療法をして改善しているような感じもありましたが、
しばらくしても、それ以上の効果(ミスが完全になくなる等)が、あまり自覚出来無く、お薬も効果が出ているのか分からなかったので、自己判断で通院しなくなりました。
当然、通院しないのでお薬も無くなるわけで、飲まなくなった後も、お薬飲んでおけば良かったと言うような変化もありませんでした。

 

他のADHDの方に伝えたいことはありますか?

周りの人と自分を比べることをせず、無理せず向き合ってください。

ADHDと言う発達障害(特にミスが多いという症状)は、人間なのでヒューマンエラーは一般人でも良くあることです。
発達障害では無くとも、ストレスが溜まれば起こりうる事なので、周囲の人たちの理解は完全には得られることがないと思います。

あまり気にせず一つ一つゆっくりこなしていけば、ミスは少しずつ減っていきます。

発達障害は脳の病気なので、人とは少し違う脳の仕組みです。
なので、周りの人と自分を比べることはせず、ミスゼロと言う完璧を求めることをせず、少しずつ減らすと言う気持ちで、無理せず向き合ってください。

最後に

いかがだったでしょうか。

不注意でミスが多発するADHDと設計業務はお世辞にも相性がいいとは言えないですが、自分なりの向き合い方を見つけて頑張られているようで、正直すごいと思います。

心労が恐ろしくかかってくると思うので倒れないよう、無理せずやってほしいですね。

体験談をお伝えいただき、ありがとうございました。

発達障害体験談
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