今回は32歳、歯科衛生士の女性がお子さんと一緒に発達障害と診断されたときのお話をご紹介します。
子供が救急搬送された際に発覚・・
子どもがてんかんのような症状で救急搬送された際、症状が落ち着いた子どもの様子を見て
「発達障害かも」と言われました。
私自身も小さい頃から、自分が周りと違う感じがしていたので、相談したところ、大人で検査できる病院を紹介してもらいました。
小さな頃から人と違う感性を持っていた
親からはよく「普通にして」と言われていました。
発達障害だと病院で言われた時、ホッとしたような気持ちでした。
やっぱり普通ではなかったんだと、安心しました。
担当医からは、「診断を受けたらショックを受ける人もいる」と言われていましたが、私はショックというより、「もっと早く受診したかったな」「小さいうちに診断されていれば良かったな」
と後悔もありました。
家族に伝えると、母はショックを受けていました。
今はテレビで発達障害の特集があると見て勉強してくれています。
その後、病院に行き、診断を受けることに
担当医は「ちゃんと社会人として働けているし、子育てもしているし、自分で自覚しているならわざわざ診断することもないけど…」と言っていましたが、私ははっきりと分かっていたかったので、検査をお願いしました。
手帳は申請できるか役所に問い合わせると、対象にならなかったので申請はしていません。
病院には子どもと行きました。子どもも発達障害で、その病院で親子でペアレントトレーニングを受講する予定だったからです。
家族や職場の方にカミングアウト
大抵の人が「普通に見えるのに!」と言われました。
職場方には迷いましたが、長く働くならカミングアウトしたほうがお互いにいいだろうと思い、いいました。
同僚も上司もこれまでと変わらず接してくれます。
その後の生活に特に変わりはない
投薬もしてないので、自分で体調が優れない時は無理しないようにしてます。
私は過集中で疲れやすいタイプなので、自分で気づかないうちに疲れが溜まっていることが多いです。
その事を意識して生活するようにしています。
自分の時間がないと疲れてしまうので、子どもにも理解してもらって1人の時間をもらってます。
子どもの頃は自分が周りと違うことが辛くて、親や周りからの心無い言葉が一番辛かった
母曰く、「当時はそんな発達障害とか診てくれる病院はなかった」とのことですが、本当にそうだったのかと疑問でした。
大人になるにつれて、自分の特性を理解していたつもりでしたが、結婚して子どもが産まれてからは自分を保てないことも多くなりました。
私は子どもが発達障害と分かって、私も病院にかかることができて結果的には良かったと思います。
診断を受けてショックを受ける方もいるかもしれませんが、これからをよりよく生きるために一歩踏み出す勇気を!
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